公開日:2023年6月1日
昨今、火災保険申請が主流になりつつある中で、まだまだ申請は奥が深いことがあるかと思います。
申請をするというところでも、申請会社が増えてきて、
それによって保険会社も対応を変えてきている傾向にあります。
例えば、火災保険を申請し保険金が受給されると、「復旧義務」というものが昨年2022年10月から
取り決められました。
今回はその「復旧義務」に関して解説していこうと思います。
復旧義務とは何??
そもそも保険金に関しては、受給された時点で、被保険者様の自由に使えるということを知っていましたでしょうか?
保険金が受給されたからといって、それを必ず工事代金にあてなくてはいけないという法律は無いんです。
それなので、そこに目をつけた悪徳な業者が、2019年の千葉に来た台風の際に、わざと屋根を壊して、
保険申請させて工事代金を過剰に取るということを行っていました。
この時期を皮切りに保険会社も業者に目をつけるようになり、保険の約款の改定が行われ、
保険金を受給した際は必ず復旧しないといけないという決まりになりました。
このようなことがなければ、保険金を受給して、大規模修繕のために貯金をして、
大規模修繕が決まったらそこに充てるということもできたのですが、それもできなくなりました。
復旧義務なのであくまで、被害に遭う前の状態に戻さないといけないことになるので、
修繕工事を行うにしても、原状復帰になります。
原状復帰工事は保険加入者全員なのか???
この原状復帰工事ですが、保険加入者全員が対象なのか?
みなさんこの部分気になりませんか?
もし、全員が対象で保険金おりたら必ず直さないといけないとなったら、
今まで、火災保険をうまく活用してきた人たちが少し、可哀想な気がします。
調べたところによると、この復旧義務ですが、2022年10月以前に火災保険をすでに加入している方々は
対象になりません。
それなので、保険金を受給しても復旧義務の縛りはないんです。
2022年10月以降に火災保険に加入した方々は、この復旧義務が該当します。
また、保険を更新した際にも、復旧義務が追加になっている可能性があります。
保険会社に確認していただくか、約款を読んでもらうしか無いかと思います。
復旧義務ですが、おりた保険金全額で、修繕する必要は無いので、ここは頭を使うようにしましょう。
おりた保険金が、100万円で原状復帰工事にかかる金額が80万だったとしたら、残った分はご自身のものですので
その辺はご安心いただければと思います。
それなので、安い業者もたくさんいますので、近くの工務店を選定すると良いでしょう。
注意点があるとすれば、安すぎても工事の質が下がる可能性があるので、この点に関しても気をつけたいところではあります。
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