公開日:2023年6月22日
台風や、雪、雷様々な自然災害が起こった際に活用できる火災保険。
皆さん、もうすでに申請されたことありますか?
建物を購入した際になんとなく加入する保険ですが、いつ、どういう時に活用できるのかわからない方、
実はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
せっかく加入しているのに掛け捨てになっていて、いざ災害が起こった際に、
実費で建物を修繕するなんてもったいないです!!
保険会社は年に1度建物の点検には来ないですし、火災保険が使えるタイミングで、丁寧に教えてくれるようなことはしません。
加入だけして、あとはタイミングを見てお客様が申請してください、という形態を取っています。
今回はそんな皆様のために、火災保険がどんな条件で申請できて、
申請の際にどのようなものが必要なのか徹底解剖いたします。
火災保険を申請するために必要な条件とは??
まず、火災保険を申請するにあたって、必要な条件を解説いたします。
①被害に遭った事故日から3年以内でないと申請ができない。
まず1つ目がこちらになります。
保険会社の規定として、被害に遭った「事故日」から3年以内でないと
保険の申請ができないようになっています。
なぜこのような仕組みになっているかというと、建物は消耗するものなので「劣化」が進みます。
火災保険はあくまで、自然災害による被害に対しての給付金になりますので、
経年劣化での建物の損傷は対象になりません。
しかしながら、例外もあります。
2011年の東北大震災や、2016年の熊本大震災、2019年の台風15号など
想定外の大きな災害に対しては、保険申請が適応になることがあります。
保険会社から委託される鑑定人さんとお話した際に聞いたところによると、
それほど大きな事故だと、避難や町の再復興などが優先され、
なかなかご自宅の復旧、ましてや保険の申請に時間を使っている場合ではないため、
みなさん後回しにされることが多いとのことで、何年も経ったあとに、
「そういえば保険が使える」ということに気がついて申請される方が多いみたいです。
そういった場合は、例外で保険申請の対象にしているということを仰っていました。
それなので、業者に依頼した際に地域によっては、通常の事故日以外でも申請ができる可能性があるので、
相談してみると良いでしょう。
②申請する際には原状回復の見積り、被害の写真が必要!
保険申請はただ保険会社に、電話して申請したいですと言っても申請できません。
申請するには、被害の写真とそれに伴う復旧工事の見積もりが必ず必要になります。
これが手間になるのですが、お客様ご自身で工務店を探していただき、
日程を調整し、見積もりを取っていただき申請をするという流れを取らなければなりません。
最近では保険会社に連絡を入れれば、稀に保険会社が業者を斡旋してくれるという情報もありますが、
ごくごく稀でしょう。
また、保険会社はお客様に保険金をお支払いしてしまうと、利益が下がってしまうため、
どちらかというと、保険金をお支払いしたくない立場にあります。
そこから委託される業者ですから、見積もりを作る段階で、
「これは経年劣化ですね」という判断をされ、申請の土俵にも上がれない可能性があります。
それなので、保険会社にご連絡して、見積もりもお願いするのもいいとは思いますが、
できれば、町の工務店さんなどを何件か問い合わせし、選定していただき保険申請することをオススメします。
③保険契約の約款に自然災害特約や「風水害」「雷」「雪害」が対象という内容が書かれていること!
こちらは当たり前かもしれませんが、極稀に、保険の約款に自然災害特約や風水害、雷、雪害などの被害が
対象になっていない、保険があります。
特に多いのが、JA共済などの共済保険になります。
JA共済でありがちなのが、保険料が安いという理由で「火災共済に」加入される方が多くいます。
ですがこちらの商品ですと、「風水害」「雷」「雪害」「地震」などの自然災害が含まれておりません。
それなので台風が来た際に建物が損傷しても保険の申請ができなんです。
JA共済の商品ですと「建物更生共済」という商品に加入しているとこれらが対象になりますので、
共済関係に加入されている方々は、保険証券などで内容を確認しておきましょう。
JA共済の商品で例をあげましたが、他にも「全労済」や「県民共済」などでも同じことが言えますので、注意しましょう。
民間の保険会社、「東京海上」「損保ジャパン」「三井住友」などの保険では自然災害は対象になっていますので、
災害が起こった際は、申請ができます。
ですが、ここでも注意なのが、共済保険は自然災害特約を付けると、「地震」での被害も対象になるのですが、
民間の保険会社の保険では、地震保険は追加する商品になっていますので、火災保険に加入しただけでは、
「地震」の被害での申請は行えませんのでご注意ください。
民間の保険会社に加入の方は、保険料は上がってしまいますが、地震保険もセットで加入するのがオススメです。
火災保険申請はエミールにお任せ!!
火災保険の申請の条件や基準についてお話させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
被害が遭ったら申請するという単純な、保険ではあるのですが、その分奥が深い保険でもあります。
保険の商品の中には細かい内容がたくさんありますので、普段は約款などなかなか目を通さないかと思いますが、
申請して対象にならなかった際に「約款に書いてあります。」など保険会社が言ってくる場合があります。
そんな細かい字なんていちいち把握してないよ、と思うかもうしれませんが、それが保険になります。
エミールでは、そのような細かい内容はもちろん、その被害に合った保険申請を行っている数多くの実績があります。
どんなお問い合わせでも構いません。気になったことはまず聞いてみるということを行ってみると、
いい結果が待っているかもしれません。
皆様からのお問い合わせお待ちしております。