公開日:2024年5月21日
日本付近には太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレート、オホーツクプレート
という4つのプレートが存在していて、地震が多い国としても有名です。
昨今では年に1回は大きな地震が来ており、建物にも被害が多く出ています。
被害が出ているのをそのままにしておくと、耐久性が落ち、建物を長く存続させるのが難しくなります。
被害が起きたらすぐに修繕を行ったほうがいいのですが、
資金的にもそんな頻繁に、修繕を行えないかと思います。
ですが皆さん、火災保険に加入されていると思います。
火災保険の補償範囲の中に「地震での被害」というものがあり、
地震で被害にあった際には、保険金が出る可能性があります。
本日は、地震で被害にあった際の保険の使い方、震度いくつから対象、被害が出るのかなど、
解説していきたいと思います。
火災保険で地震の被害が対象になる?その仕組とは?
そもそも「火災保険」なのに、地震での被害も対象になるとはどういうことなのか?
火災保険というのは、「火災」「落雷」「風災」「水災」「雪災」など、様々な自然災害によって
建物に損害が出た際に、お見舞金として保険金を補償していただける保険なのですが、
その中の補償範囲の中に「地震」も補償の対象になります。
ですが、地震は「火災保険」に加入しているだけでは、補償されません。
JA共済や全労済、県民共済などの、共済保険に加入されている方は、
保険商品の中に「自然災害特約」や「地震保険」などを追加しないと補償範囲に該当しません。
損保ジャパンや三井住友海上、東京海上、AIGなどの民間の保険会社に加入している方は、
火災保険とセットで地震保険を追加しないと補償になりません。
共済も民間の保険会社も、通常の火災保険のみであれば、お安く加入できるのですが、
共済でよくあるのが、「火災」「落雷」などしか補償されず、日本で多い被害の「風災」「雪災」
なども対応されないなどがあり、被害にあったからいざ、保険を活用しようと思ったら対象にならず、
結局なんのために、保険に無いっているのかわからないという事態になる方もいらっしゃいます。
地震保険も加入しておくことで、とても手厚い補償になるのですが、
その分保険料も高くなってしまうので、皆様なかなか加入されない方が多いですが、
地震保険に加入していて損はほとんどないと思いますので、加入はおすすめです。
地震保険の仕組みとは?
では、、地震保険の仕組みはそうなっているのかということですが、
地震保険は保険会社から保険金が出るのですが、国も負担してくれる保険金になるので、
全額保険会社が負担する、火災保険より保険金が出やすいというのがあります。
また、火災保険の査定は目視での判定が殆どで、保険会社、鑑定会社が独自の判断で決めることが多いので
どの被害が承認されて、どの被害が否認になるかという基準がバラバラです。
結局は保険会社から委託された鑑定人が、現場を見て決めることが多いのですが、
その委託されて現場に来る鑑定人によっても判断基準が違うので、
明確な被害の例が出せないのが現状としてあります。
その点、地震保険は基準が決まっており、幅0.2ミリ以上、深さ4ミリ以上のクラックが対象になり、
建物の3%が損傷していれば「一部損」という保険金の対象になります。
3%の目安はクラックが3本で対象になりますので、意外とお手軽に保険金が手に入ります。
↓↓↓↓↓↓こちらの記事でも地震保険の補償に関してご説明しております!↓↓↓↓↓↓
クラックは震度いくつで入るのか?
問題のクラックは震度いくつで入るのか?
というところですが、私もいろんな現場の地震鑑定に立ち会っているのですが、
鑑定人さんがおっしゃるには、震度3~4からクラックは入るとのことです。
厳しい鑑定人さんですと、震度4ですら認定していただけない方もいますが
そんな鑑定人さんに出会ったしまった場合は、鑑定後保険会社に異議申し立てを行い、
鑑定人さんを変更していただき再鑑定をするようにしましょう。
判定に納得がいかない場合は再鑑定を行いましょう!
忘れてはいけないのは、被保険者様は地震が保険商品を購入していることによって、
その権利を行使しているだけという認識を忘れてはいけません。
保険を申請するということを、悪というふうに保険会社に別な言い回しで、
丸め込まれている方も多々見てきておりますが、
「何か被害があった際に保険が使えますよ」と謳っているのは保険会社の方です。
「保険屋さんに迷惑欠けてしまうから」とか「保険がおりなかったのはしょうがないね」
ではありません!
「被害があって保険申請を行ったら保険金がおりなかった」
この現象に関して被保険者様は「なんで?」という疑問を持たないといけません。
なんで?という疑問を持ってから保険会社に確認を行い、
「経年劣化」や「この日の被害ではないから対象にならないです」と言われたことに対して、
経年劣化と判別できた証明をしていただいてください。
また、この日の被害ではないと言われた場合は、ではいつの被害と判断したのか
確認してください。
お金を払って保険に加入している以上、皆様には保険会社に証明していただく権利があります。
もちろんもうすでに直してしまっていて、被害当時の写真がなかった場合、
明らかな劣化(錆びていたり腐食していたり)の場合に保険会社に異議申立はできません。
古いか古くないかくらいは専門業者でなくてもわかります。
古くないと思った場合は、しっかりと異議申し立てを行いましょう。
地震保険申請はエミールで!
エミールでは火災保険申請、地震保険申請のサポートを行っています。
全国的に調査を行っています。
調査を行って被害がなかった場合は、調査費は一切いただきません。
自身の建物が対象になるのか、申請したことが無い方でとりあえず、問い合わせだけしたい
という方でも構いません。
皆様からのお問い合わせお待ちしております。